隠れインフルエンザとは|症状と風邪との見分け方。自然治癒は可能なのか?

今シーズンのインフルエンザ大流行の背景にある「隠れインフルエンザ」。隠れインフルエンザは一般的なインフルエンザに比べ、症状が軽く、感染が疑いにくいため、感染に気づかず、感染拡大が危惧される。その症状とは?風邪との見分け方は?隠れインフルエンザは『自然治癒』できるのか。その期間がどれくらい?

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隠れインフルエンザで日本全土が真っ赤

池袋大谷クリニック委員長「大谷義夫(オオタニヨシオ)」先生

今シーズン、インフルエンザが大流行している。

どれくらい、流行しているのか。

学級・学年閉鎖や休校が相次ぐ!

◇一つの指標として、まず挙げられるのは、学級・学年閉鎖や休校が相次いでいること。厚生労働省によると、2018年第3週(1月15~21日)の1週間に学級・学年閉鎖や休校の対応をとった小中高校などは全国で7536カ所に上り、これは、すでに例年のピーク時(2017年のピーク時は、201万人)水準に達していているという。(参考元:インフル、大流行の兆し 全国で患者171万人

感染者拡大に歯止めがかからない

◇また、実際の感染者数でみれば、2018年第2週(1月8日〜1月14日)までの患者数が、推計で約171万人に達し、その後は、第3週(1月15日〜1月21日)、第4週(1月22日~1月28日)=約274万人、第5週(1月29日〜2月4日)=約282万人と3週連続で最多を更新。
(参考元:国立感染研究所公式ホームページより)

なぜ、ここまでインフルエンザの感染が拡大しているのか。
その背景には「隠れインフルエンザ」が猛威を振るっているという現状がある。

隠れインフルエンザとは?なぜ流行しているのか

「私は、ただの風邪ですから検査は結構です。」

しかし、実査に検査をしてみると、

「インフルエンザだったんですか……」。

ということがある。これが今シーズンのインフルエンザの特徴。
その名も”隠れインフルエンザ”

感染自覚症状がないため、治療が遅れたり、知らない間にヒトに移してしまったり、そういったことが”隠れ”と言われる理由だ。

隠れインフルエンザは、A型?B型?それとも、新型?

インフルエンザは通常、12月から3月にかけて流行。

しかし、2018年に入り、第5週までに、例年2月ごろから増え始めるB型がA型と同程度にまで急増している。

2018年第5週までに、A香港型が26・2%、2009年に新型として流行したA型のH1N1が22・0%、B型が全体の51・8%を占めている。(参考元:インフル患者最多更新 B型流行、高熱出ず気付かぬ例も)

B型は、A型よりも、高熱が出ない分、下痢など消化器症状が多かったりするため、インフルエンザと気づきにくい。”隠れインフルエンザ”とは、何か新しいウイルスが誕生したと言う話ではなく、症状が軽いためにインフルエンザに感染したことに気づいていないことをいう。

隠れインフルエンザとは

もう少し、正確に説明するとすれば、”隠れインフルエンザ”とは、インフルエンザに感染しているのに、高熱がで出ず、平熱や微熱の状態。気づかずに、①治療を怠ることで、肺炎などの合併症を引き起こしたり(65歳だと2%,80 歳だと10%)②飛沫感染、接触感染により、ヒトに移してしまったりと注意が必要。

インフルエンザの症状といえば、39度程度の高熱が出て、頭痛や倦怠(けんたい)感、さらに筋肉痛などが伴うのが一般的。しかし、今シーズンのインフルエンザは、それらの症状が軽いのが特徴。具体的な特徴としては、下記のようなものが挙げられる。

隠れインフルエンザの症状とは

症状の出方には、過去の感染経験や予防接種を通じてできた体内の免疫の働きが関係しているため、隠れインフルエンザの正確な症状について定義することは難しいが、近畿大の吉田耕一郎教授によれば、

◇喉の痛みや鼻水、せき・くしゃみといった症状
◇微熱や関節の違和感、倦怠感

があれば、隠れインフルエンザを疑ってもよいという。
(参考元:「隠れインフル」感染力は同じ 高熱や頭痛、症状出ず 対策取らず広がる恐れ

私たちが注意すべきなのは、いくら症状が軽いとはいえ、ウイルスの感染力は通常のインフルエンザと変わらないと言う点。接触感染、飛沫感染の可能せいは十分にあり、吉田教授は「風邪との見分けが難しいケースも多いが、体調に異変を感じたら感染を疑ってほしい」と話している。

では、インフルエンザと風邪を見分けるには、どのような点に注意したら良いのか。

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インフルエンザと風邪の見分け方

 インフルエンザ風邪
発症
急激緩除
発熱高い。38〜39度もしばしばあまり高くならない。37度台が多い
症状上気道症状に加え、関節痛いや倦怠感などの全身症状も席や鼻水や咽頭痛などの上気道症状に限定
原因インフルエンザウイルス様々なウイルス・細菌
治療法特異的な治療あり対処療法

隠れインフルエンザは風邪薬では治らない

症状が軽いから、風邪薬で治るというのも誤った認識である。インフルエンザはインフルエンザウイルスである一方、風邪は多種多様なウイルスや細菌が原因になる。インフルエンザ治療には、タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタといった薬があるのに、対して、風邪に対しては、特別な薬はなく、私たちは、熱に対して解熱薬、咳に対して咳止めといった薬を通し、対症療法を行っているのが現状。よって、隠れインフルエンザは、風邪薬で治ることはないと言う。

(参考元:風邪とインフルエンザはどう違うのか

隠れインフルエンザは『自然治癒』できるのか。回復期間は1週間

インフルエンザは薬がなければ絶対に治らないという病気でない。つまり、『自然治癒』は可能とされる。その場合。発熱は3~4日ほど続き、症状が回復するまで1週間ほどかかると言われている。

早く治すためには、

早く治すために
・家で安静にして、睡眠をしっかりとる
・こまめに水分をとる(高熱による脱水の予防になる)
・解熱のためには、首(頸動脈が触れるところ)、脇の下、太もものつけね(腹側)などを冷やす
・解熱のためには、汗をかいたら、すぐに着替える
・室内の加湿をして、新たなウイルスによる風邪などの合併症を防ぐ
・消化のよい食事できちんと栄養を摂取する(タンパク質を多く含み胃に負担をかけない卵や豆腐が勧められる)

など、感染期間は安静にして過ごす必要がある。

しかし、これら『自然治癒』は、若くて健康な方であればの話で、そもそもインフルエンザは、感染力が強く、また、合併症を引き起こしやすいため、よほどの事情がない限りは治療を受けるのが前提。

特に、65歳以上の方に対しては肺炎などの合併症を引き起こす可能性がある。今年に入ってからもそれが原因となった死亡例があるな度、命に関わる危険性もある。。また、乳幼児も抵抗力が弱く、熱性けいれんや中耳炎、脳症などの合併症を起こす心配があるため、このように重症化を防ぐためにも、薬による治療を受けることが望ましいとされる。若い方でも、家族にお年寄りや乳幼児がいる場合も同様。

(参考元:【インフルエンザの基礎知識】インフルエンザは自力で治るの?)

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