4月8日午後6時ごろ、窃盗罪などで服役中の平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者(27)が、愛媛県今治市の松山刑務所・大井造船作業場(愛媛県今治市)、寮の1階窓から逃走。事件発生から、7日が経過した16日午後7時時点でも、平尾 龍磨受刑者の発見には至っていません。しかし最新情報によりますと、島では逃走後に7件の窃盗事件が起きていてこのうち2件で平尾受刑者の指紋と一致する指紋が検出されていおり、警察が島の北部を中心に650人態勢で捜索を続けています。なお、警察は、隣の岩子島には潜伏していないものと判断しています。ここでは、改めて、平尾龍磨受刑者の犯罪歴、顔画像から、逃走時の身体的特徴・服装、ツイッター画像などのプロフィールについてまとめています。
目次
平尾龍磨受刑者 最新情報 16日午後 確保・発見なし。目撃情報高い北部で捜査「指紋一致が7件中2件」
◆17日の速報です。
4月16日 逃走から7日 現在も逃走中
平尾龍磨受刑者が逃走して1週間が過ぎた16日現在も、受刑者は見つかっておらず、尾道市の向島では住民に不安が広がっている。警察がきょうも650人態勢で捜索を続けている。向島では逃走後に7件の窃盗事件が起きていてこのうち2件で平尾受刑者の指紋と一致する指紋が検出されている。また、県警によると、14日までに計145件の不審者情報が寄せられており、県警は平尾容疑者が島内の空き家などを物色して回っている可能性が高いとみている。なお、隣の岩子島には潜伏していないものと警察は判断している。
松山刑務所大井造船作業場から平尾龍磨受刑者が脱獄逃亡し、向島の中はとにかく警察が一杯。
島の出口尾道大橋への車は全部、こんな感じでチェックされてます。
向島はとにかく空き家が多いんで、皆(警察、島民、ボランティア)でひたすら探してる状態。 pic.twitter.com/X2mxF5KSmM— 葉月二十八 (@haduki28th) 2018年4月15日
松山刑務所 平尾龍磨受刑者 脱走・逃走事件 の足取り・経緯<時系列>
4月8日 逃走
4月8日午後6時ごろ、窃盗罪などで服役中の平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者(27)が、愛媛県今治市の松山刑務所・大井造船作業場(愛媛県今治市)、寮の1階窓から逃走する事件が発生。
4月9日〜10日 今治市から向島に車で移動
その後、近くの民家から車(周囲に「車をお借りします」とのメモを残していたという記録も。)や、現金入りの財布などを盗み、広島県尾道市に逃走。覆面パトカーに見つかったため、向島(むかいしま)で車を乗り捨て、現在も島内に潜伏しているとみられている。警察は約500人態勢で平尾受刑者の行方を捜している。
向島(むかいしま)とは
・向島は人口2万人余り。面積約22平方キロで山林に覆われている。
尾道市の向島で、車上荒らしや空き巣などの被害が出ていることから、平尾龍磨受刑者が盗みを繰り返しながら逃走を続けている可能性もある。盗られたものの中には、車のカギや現金数千円、携帯電話などが含まれていた。
平尾龍磨受刑者とは
平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者のツイッター画像
プリズンブレイクした平尾龍磨受刑者(27)。警察が公開した画像と、Twitterに出回ってる写真がまったく別人で、わけがわからん。。 pic.twitter.com/dStWDvSs2l
— やっぱり野田が好きな桜井 (@25namamiteru) 2018年4月9日
平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者とは 画像
(出典元:アメブロ)
平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者とは プロフィール
- 名 前:平尾龍磨(ひらおたつま)
- 年 齢:27歳
- 出 身:福岡県直方市
- 身 長:173cm
平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者の身体的特徴・服装
- 体 格:痩せ型
- 髪 型:黒髪の短髪
- 格 好:黒っぽいジャージ上下(着替えている可能性は高い)
- 履 物:白い運動靴(脱ぎ捨てられた可能性は高い)
平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者とは 犯罪歴「どんな罪を犯しているのか」
- 2013年に、福岡県の理髪店など閉店後の店舗に侵入し、金銭を窃盗。
- 福岡、佐賀、熊本などで金庫を破り、車上荒しなど120件以上の犯罪歴あり。
- 総被害額は400万円。
- 犯行当時22歳だった平尾龍磨受刑者の犯行動機は、「生活費と遊ぶ金が欲しかった」からとされており、高校時代の同級生らとともに逮捕されている。
平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者とは 逃走理由・逃走動機「なぜ逃げたのか」
4月11日、松山刑務所が行った記者会見によると、逃走の前に2回、刑務官から注意を受けた後の態度について、他の受刑者らが「落ち込んでいるように見えた」などと話していることがわかっている。注意を受けたことで、感情的になり、逃走を企てたというのか。なお、松山刑務所は、叱責の範囲については、「一般の人から見ればきついかもしれないが、刑務所の中では一般的な範囲だった」と弁解している。
平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者とは 「なぜ捕まらないのか」
平尾龍磨受刑者が向島で逃走を続けられる理由には、<①山林が多い><②空き家が多い>ことが原因として挙げられている。
- 「向島」には空き家が1152件と多い
- 山や山小屋も多く、山地面積は約40%も
- 神社が23社ある
雨風を凌げると言う点で、格好の隠れ場所とされている。
平尾龍磨(ひらおたつま)受刑者とは 確保された場合の罪と刑期
平尾龍磨受刑者が確保された場合、
- 単純逃走罪
- 窃盗罪
- 住居侵入罪
- 建造物侵入罪
これら4つが加わるため<現在残っている刑期2年弱➕懲役3〜5年の実刑>となると専門家の見方が強い。
それでは、次に、松山刑務所大井造船作業場とは どのような施設なのか見ていきたいと思います。
松山刑務所大井造船作業場とは 開設の経緯
大井造船作業場は受刑者が民間人と一緒に作業する“塀のない刑務所”と呼ばれている。
開設は1961年と、歴史は古く、創建者は「再建王」の異名のあった実業家、故・坪内寿夫(1914~99)が、自身の所有していた造船所(現在は「新来島どっく大西工場」)内に、製造したことがはじまり。日本唯一の”開放型刑務施設”とされる。
名称:松山刑務所 新来島どっく 大西工場
住所:〒799-2293 愛媛県今治市大西町新町甲945番地
電話番号:0898-36-5511
松山刑務所大井造船作業場とは 設立の目的
受刑者は寮で生活し、造船所で働く作業員と共に働く、いわば職業訓練の総合訓練施設のうちの1つに数えられる。
設立の目的が、<受刑者自身の責任と自立的な行動によって規律の遵守を確保する><可能な限り一般社会生活に近似した環境において社会復帰のための有効な処遇を実現する>(法務省資料)とあるから、寮の窓に鉄格子さえ存在せず、鍵もかかっていない。
現在でも「前例のない先駆的な」刑務所として、全世界から見学者が訪れる刑務所として有名。
松山刑務所大井造船作業場とは 特徴
一言で言えば、「受刑囚の自由を認めることで、高い社会復帰率を達成しているが、その分、脱走のリスクも高い」刑務所と言える。
特徴のその一つは、再犯率の低さ。2012年、交通事故の過失犯を除いた一般刑法犯の再犯率は45.3%。それに対して大井造船作業場では10年から15年の平均再犯率は2.2%と著しく低い。
一方で、脱走の多い刑務所としても有名。開所以降、今回の平尾容疑者を含めて17件20人の受刑囚が逃げ出し、中には94年、当時29歳の受刑囚が、逃走中に女子大生を拉致するなどの凶悪事件を引き起こし、逮捕後の一審で福岡地裁は懲役14年を言い渡したという事例も報告されている。
(参考元:デイリー新潮)
おわりに
住民の方は、気をもみますね。「もうしんどいです気分が。出るのも億劫だしね。早くなんとかなってほしいです」といった声も聞かれています。ここまで、捕まらないとなれば、もはや、死亡や他殺や自殺の可能性など否めません。どんな凶器を持っていてもおかしくないですよね。怖いなあ。でも、これまで人は殺めていないし、窃盗時にメモを残したという点も訝しい。しかしどうして島に逃げちゃったのか、疑問でしかないです。
コメントを残す