日本理化学工業 大山元社長に息子は反対【言葉の力「4つの幸せ」で障害者雇用7割】を実現!

学校から、「チョークが消える」代わりに今の主流は「ホワイトボード」と言われる中、

日本理化学工業はダストレスチョークを生産、販売しており、国内で最大のシェアをもっている会社。

この会社は、障がい者雇用を積極的に行い、従業員の実に7割が障がい者なんだとか。

創業81年、大山要蔵氏から、社長職を引き継いだ大山泰弘元社長(現会長)は、

息子の隆久さんはが「生産性を上げるために知的障がい者の雇用を止めるべきだ」と反対するところを振り切り、

知り合いの住職に言われた言葉「人間の究極の幸せは4つ。人に愛されること。人にほめられること。人の役にたつこと。人から必要とされること」をきっかけに、障害者雇用7割を実現していきます。

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「日本理化学工業」チャーク製造で、障害者雇用7割を実現!

神奈川県川崎市にある日本理化学工業。

創業81年、大山要蔵氏が創業した“チョーク”を開発する会社が、今日本で1番大切にしたい会社として注目されています。

同社は、「日本でいちばん大切にしたい会社」の他、「カンブリア宮殿」や「報道ステーション」にも取り上げられている優良企業

一定数以上の規模をもつ事業主は、全体の2.0%以上障害者を雇用しなければならないという「障害者雇用率制度」がある中で、この数字は驚異的ですよね。

しかも、国内シェアの3割を超えるというのだから驚き。

質も劣ることなく、この会社のチョークはホタテ貝や牡蠣の殻が原料で、粉が飛ばないチョークとして知られています。

(※1)

そんな日本理化学工業が知的障害者を採用し始めたのは、もう50年以上も前の昭和34(1959)年のこと。

創業81年、大山要蔵氏から、社長職を引き継いだ大山泰弘元社長(現会長)は、

知り合いの住職に言われた言葉に感化されて、雇用を始めます。

日本理化学工業 大山泰弘元社長が感銘受けた言葉とは?「4つの幸せ」で障害者雇用7割を実現!

それは、

人間にとって必要なものは、

  • 人に愛されること
  • 人にほめられること
  • 人の役に立つこと
  • 人から必要とされること

という4つの幸せでした。

きっかけは五十年ほど前、生徒の就職のために何度も訪ねてくる養護学校の先生の存在があったようです。

なぜ、障害者雇用を推進するのか?その理由は?

その先生は、卒業予定の2名に、「採用はできなくとも、せめて働く体験だけでもさせてくれないか」と、懇願するのです。

「なぜ彼らはこんなに一生懸命働きたがるのだろうか」と疑問を持っていた矢先、

彼女たちの<仕事に打ち込む真剣さ、幸せそうな顔>は、まさにその住職の言葉そのもの。

そこから、<場を提供することこそ、会社にできること>と考え、以来、50年以上、日本理化学工業は積極的に障害者を雇用し続けてきたという感動的なストーリーがありました。

ただ、その道のりは容易ではなく…。

日本理化学工業 障害者雇用7割の壁「息子の反対」「数字が苦手」

息子の隆久さんは、「生産性を上げるために知的障がい者の雇用を止めるべきだ」と、実は内輪で揉めていたというのです。

さらに、追い打ちをかけるように、知的障害者は数字が苦手なので、そもそも「100g」ということを理解できない。

そこで、用いたのが、<交通信号>

色の違いは識別できるんですね。

こちらの動画は、「ダストレス学校用蛍光チョーク72本入6色」色混合の詰合せ作業」を行う様子。

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12本×6色なので複雑な作業に思えますが、仕切りのトレーが12本づつ区切る形状になっているため、見本で色の順番さえ確認していればとてもシンプルに間違えないで作業することができます。

会社のホームページによれば「検査冶具の改良など社員それぞれの能力に合わせた作業標準をつくり、徹底した品質管理を行っています。」とあるように、社員一人ひとりの理解レベルに合わせて、道具も開発しているようです。

こうした工夫も功して、現在の7割雇用があるのですね。

類稀なる「企業努力」です。

大山泰弘元社長(現会長)のプロフィール

1932年東京生まれ。㈱日本理化学工業会長。

日本理化学工業は、1937年に父・要蔵が設立したチョーク製造会社。

中央大学法学部卒業後、病身の父の後を継ぐべく同社に入社。

1974年、社長に就任。

2008年から現職。

1960年、はじめて知的障害者を雇用して以来、一貫して障害者雇用を推し進めてきた。

1975年には、川崎市に日本初の知的障害者多数雇用モデル工場を建設。

現在、74人の社員のうち53人が知的障害者(障害者雇用率約7割)。

製造ラインをほぼ100%知的障害者のみで稼動できるよう、工程にさまざまな工夫を凝らしている。こうした経営が評価され、2009年、渋沢栄一賞を受賞した。(引用元:http://www.wave-publishers.co.jp/contents/tokushu/21.html)

(※1)

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1 個のコメント

  • 感動しました。
    私も障害者施設で働いておりますが、障碍者の自立には周囲の理解が大切ですね。
    今後の番組楽しみにしております。

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